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亡国のイージス
2005-08-02 Tue 18:42
最初に、
製作に携わったすべての方に感謝します。

福井さんがいろんなとこで言っていたように
「原作の意味」を損なわない作品になっていました。

「亡国のイージス」はアクション映画ではありません。
日本人として生きているすべての人に
大きな問いを投げかけている作品なのです。

答えを出すべきはわたしたち一人一人・・・。


映画ではさすがと感じたのはやはり演じられた方々の
技量の高さでしょうか。
原作をそしてそれぞれの役柄をしっかり消化されていました。
原作をそのまま映像にはできない。
だから、それを映像で、そしてそれ以上にそれぞれの役者の
技量で補っていた印象でした。
それは映画が拙いという意味ではなくて、
それぞれが「運命の日」までの人生を生きてきた
実在の人物であるかのような存在感があったから
当たり前のように足りない部分が補えていたのです。
この作品は一人一人の存在が本当にリアルでないと
意味が無いだけにこれは本当にすごいなという印象です。

ああ、宮津艦長が、菊政が、田所が、如月が
そして仙石さんが確かに生きているんだって思わせてくれました。
渥美を始めとして陸側の面々も本当に存在感がありました。
画面に映っているから、
演技してるからではなくて、
毎日この人たちはそれぞれこういう仕事してるんだろうなという
リアル感が漂っていました。

そして、敵方として登場するヨンファの存在感・・・。
内に秘めた何という悲しみ・・・。

それだけにわたしもいつのまにか
その事件に実際に遭遇してしまったかのような
緊張感を感じていました。

久々にこんなに緊張して映画を見たかも・・・。

もう一度言いますが、重たい映画です。
ハリウッド的エンターテイメント作品ではありません。
アクション見てスッキリっていう作品好きなら
他を当たってください。

でも触れる価値は大いにあると言っておきます。

他のどの国の人間でもなく、日本人だから・・・。

『自衛隊』という他国にはあり得ない
歪な存在を何十年にも渡って持っている国の人間だから。

本当に意味で本土侵略の歴史も無く、
周りを海に囲まれ
他国とは比べ物にならないほど安全に暮らしてきた国の人間だから。

今年で戦後60年。
60年も『平和』(これが本当に平和なの?って思いますが)
な時期を幸運にもすごせた国の人間だから。


今もあちこちで戦争は起こっている。
毎日殺し合いをしている。

日本だけは安全だという保証はどこにも無い。
根拠も無い・・・。


あなたならどうしますか?


『日本人、これが戦争だ・・・』- ヨンファ








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別窓 | わたしの好きな映画、演劇 | コメント:2 | トラックバック:1 | top↑
<<本田美奈子さん・・・ | 十六夜の月 | ON MY OWN>>
この記事のコメント
初めまして。
感想を読ませていただきました。
原作を読んだ者として、端折りすぎ、と思っていましたが、見て来た数時間後にまた見てみたくなる感覚、なんなんだろう?と思っていました。

仙石も如月もみんな演技しているのではなく、確かに生きていて、毎日仕事をしている。そんな存在感のある役者達の技量があったからなんですね!

最近の邦画では映像の後ろにコマーシャルで微笑む姿や、ドラマの顔、バラエティーのおちゃらけ顔が浮かんでしまい、物語の人物として見れませんでした。
でも、この映画は、仙石であり、如月でありその人物がいました。
2005-08-03 Wed 21:55 | URL | のり #-[ 編集] | top↑
端折りすぎ。その気持ちもわかります(^-^;A
望むらくは、12時間ドラマでやってほしいくらい
です。ただ、あの時間の制限の中ではベストを
尽くしていただいたのではないかと思います。
切られた部分は原作の福井さん自ら申し出たっ
て話も読みました。必要なのはストーリーでは
なく、原作の魂だと思うのです。
その点製作の方々、演者の方々とも本当にしっ
かりやってくださっていたなと感謝しています。

「イージス」に関しては、たぶんこれからも書くと
思います。
原作を読んだとき同様、映画を見た帰り道泣き
たい気持ちにさせてくれたから。
読んでくださってありがとうございました<(_ _)>
2005-08-03 Wed 22:17 | URL | yuri# #-[ 編集] | top↑
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7/30ロードショーとなった映画「亡国のイージス」を観てきました。この映画の原作は福井晴敏氏の同名小説で、日本推理作家協会賞、日本冒険小説協会大賞、大藪春彦賞の三賞を受賞した人気の海洋冒険小説です。少し前に公開された「ローレライ」も福井氏の …
2005-08-04 Thu 17:19 Step by Step
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